【産褥子宮復古不全】母乳育児なのに子宮が回復しないのはなぜ?

産後、母乳で育てているはずなのに、何かお腹に違和感がある気持ち悪いにおいの強い悪露が出る、という場合子宮復古不全にかかっている可能性があります。これは、何かしらの影響で子宮の回復が妨げられている状態で、通常は母乳育児を実践していればもとに戻りますが、まれに母乳で育てているのに子宮復古不全の症状が出てしまうことがあるのです。

母乳でもミルクでも子宮は1ヶ月で元に戻る

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「基本的には」、産後、子宮は急速に収縮し、約1ヶ月で元の大きさに戻ります(完全に回復するのは3~6ヶ月)。

特に母乳育児で育てているママの場合は、オキシトシンという母乳生成ホルモンが分泌される事により、子宮の収縮を更に促し、分娩後の悪露を止め、身体の回復を後押ししてくれます。産後、授乳するとお腹が痛くなる事がありますが、これはこの機能が正しく行われているサインなのです。

しかし、子宮復古不全にかかるママの割合が、特別「ミルク育児」のママが多いかと言うとそうではなく、母乳育児でもかかる人はかかってしまうのです。

子宮復古不全が起こる原因と対策

胎盤遺残、卵膜遺残
胎盤遺残・卵膜遺残とは、簡単に言うとお産の際の「残りかす」が子宮内に放置されたままになっている状態を言います。通常は、産後の子宮内は胎盤や卵膜は全て排出され綺麗な状態の子宮であることが望ましいですが、それが子宮内に残留してしまうことがあるのです。次第にそれらが子宮内で結合し、外出血を伴ったり、ポリープを形成したりすることがあります。

【対策】
胎盤遺残・卵膜遺残は、生命に関わることもあるためすぐに病院へ行ってください。

子宮内感染
性行為、浴槽・お風呂、おりものシート、下着、ウォシュレットなど、感染症の疑いがある直接的な要因を全て疑ってみましょう。特にデリケートな部分であり子宮内に血腫ができてしまうこともあります。

【対策】
子宮内感染が起こると、熱や風邪に似た症状が出るため、思い当たる点があれば病院へ行ってください。

子宮筋腫
子宮筋腫自体は女性の3人に1人は持っていると言われる良性の腫瘍ですが、「子宮の収縮」という観点で言うと無い方がいいと言われています。悪露の停滞や、感染症の原因にもなります。

【対策】
子宮筋腫は基本的に「経過観察」となります。しかし、急に大きくなったり、増えたりすることがあり、ひどい痛みにも襲われます。そのような場面を想定しいつでも病院へ行ける準備をしておきましょう。

授乳は一つの手段でしかない

授乳行為は子宮の収縮を促す効果がありますが、上記のケースの場合はいくら母乳を与えても治るものではありません。

「母乳をあげているから大丈夫」という思い込みは捨て、思い当たる点があれば病院へ行くようにしてください。

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2016年1月15日 【産褥子宮復古不全】母乳育児なのに子宮が回復しないのはなぜ? はコメントを受け付けていません。 母乳育児と病気