母乳の脂肪分・脂質量は授乳生活の中で変化している

母乳には赤ちゃんに必要な栄養が豊富に含まれており、赤ちゃんにとっての栄養食であることは多くの人に知られています。

しかし、母乳の質・味・成分が、その日・その瞬間においてリアルタイムで変化していることは知られていません。主に人間のエネルギー源である脂質量に変化が加えられ、赤ちゃんの成長をサポートしています。

母乳に含まれる脂質量はどう変化しているのか

母乳は大きく5段階の性質に分けられます。これは母乳そのものの性質に関することで、今回の論点とは少しずれてきますが、母乳の質が良いことが前提の話になるので、まず最初にこちらをご覧になるようにして下さい。

今回お話ししたいのは、母体は常に赤ちゃんにとって最適な母乳を提供するために機能しているということです。リアルタイムでの授乳中の変化、成長に合わせた母乳そのものの変化、この2つの変化が確認されています。

授乳中の母乳の変化

授乳中、飲み始めは低脂肪な母乳が分泌されます。そして飲んで行くにつれ徐々に脂肪量が増えていきます。つまり、大人の一食のように、サラダなどの前菜を食べながらメインのおかずを食べデザートを食べているような状態なんです。喉が渇いていたり少し飲みたい時は、あっさりでやめて、お腹が空いている時はガッツリランチや定食、ディナーなど…赤ちゃんも変化を楽しみながら母乳を飲んでいると考えると面白いですよね。

成長に合わせた母乳の変化

赤ちゃんが大きくなるにつれ、母乳の脂肪分やたんぱく質は徐々に減っていきます。これは離乳食に移行する前の準備と言え、自然な卒乳を母体がサポートしているのです。

※母乳育児だと卒乳・断乳しにくい理由

ミルクは一定の味で変化がなく、離乳食を始めた赤ちゃんは味の変化を楽しみ離乳食を好んで食べる子が多い傾向にありますが、母乳の赤ちゃんは母乳の方が美味しく感じ、またママの匂いに包まれて安心感を得ている子が多いので離乳食を嫌がる子が多いのです。

しかし、それが良い・悪いということはなく、4歳〜5歳になっても母乳好きの子はいます。ただ解説の通り、卒乳が近づいてくると母乳自体が脂肪分やたんぱく質などを構成しなくなくなっていくため、嫌でもいつかは母乳から離れることになります。

母乳の変化のまとめ

母乳の変化 変化の特徴
短期的な変化 毎日の授乳の中で、赤ちゃんが飲みやすいように味の変化が加えられている。最初は低脂肪でサラリとして飲みやすく、徐々に脂肪分が多くなり栄養価の高い濃厚な母乳になる。
長期的な変化 赤ちゃんの成長に合わせ、全体的に母乳の脂肪分・たんぱく質濃度が減少していく。「短期的な変化」がなくなるわけではなく、その変化の波が穏やかになるイメージ。

繰り返しになりますが、これはあくまで母乳の質が良いことが前提となります。母体の健康管理・食生活は常に気を付けるようにしましょうね。

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2016年1月24日 母乳の脂肪分・脂質量は授乳生活の中で変化している はコメントを受け付けていません。 母乳育児とミルク育児