産後・授乳中の喫煙は母乳の質を低下させビタミンCの欠乏を招く

妊娠中のタバコ・喫煙は言うまでもなく赤ちゃんに影響を与えますが、出産後の授乳期においても喫煙による影響があります。

今回は、ただ精神論のように「ダメ!」というのではなく、具体的にどんな症状を母体や赤ちゃんに与えるのか冷静に解説していきたいと思います。

喫煙による影響

産後の喫煙

母乳の質・量の低下

タバコに含まれるニコチンは粘性のある成分で、胃や腸内にべっとりと張り付きます。「タバコを吸っている人は消化器系が真っ黒」という話を聞いたことがあると思いますがこれが原因。

母乳を生成する血液は腸内で作られますが、真っ黒で汚い腸内からは、ドロドロで脂分たっぷりの血液しか作られません。そこから作られる母乳ももちろんドロドロで、緑色の膿のような母乳が出ることがあります。

授乳を続ければ母乳が詰まり乳腺炎に、また赤ちゃんの発達障害にもつながります。

神経系の病気

ニコチンには自律神経を強く刺激する効果があり、交感神経・副交感神経の切り替えがうまく行えなくなります。

授乳期の小さい子どもに対して、ニコチンを含んだ先ほどの母乳を与えたり、副流煙や母体から放たれる口臭が神経系の障害を与えることになるのです。具体的には、パニック障害あがり症多汗症自律神経失調症など。こういった神経系の症状は子どもの物心つく前から潜在的に備わっていることが多く、親の虐待や喫煙、その他特殊な体験が影響していると言われています。

ビタミンCの欠乏

タバコを吸うと体内で活性酸素という体を腐らせる物質が生成されます。この活性酸素の分解には抗酸化力のあるビタミンCが使用されるため、慢性的なビタミンC欠乏に悩まされます。

タバコを吸うと肌が荒れたり乾燥するのも、体内で無駄にビタミンCが使用されてしまっているためです。

ただでさえ授乳婦は妊婦や一般の成人女性よりも多くのビタミンCを摂取すべきことが推奨されているため、ビタミンC欠乏に伴う疲れ気怠さストレスを感じやすく、最悪の場合壊血病を伴います。

授乳婦 妊婦 一般女性
ビタミンC
1日摂取目安
145mg 110mg 100mg

タバコを吸っている授乳婦であると、1日にビタミンC200mgは必要だと言われています。レモン1個には約15~20mgのビタミンCが含まれているため、20個以上食べなければならないことになり、ほぼ不可能。

タバコを吸っていない健全な授乳婦でもビタミンCの毎日の摂取はサプリメントでないと困難と言われているため、タバコはそうした側面からも控えるべきと言われています。

肌荒れ・ニキビ・抜け毛・白髪

ビタミンCが欠乏し、血液がドロドロ、加えて母乳で栄養分を吸われていくと、皮膚や髪の毛へ栄養が届かなくなります。

タバコを吸っていない授乳婦でさえそうした悩みを持っているので、タバコを吸っているとそれに拍車をかけるように進行していきます。特にタバコは腸や血液といった全身に関わるところにダメージを与えるため深刻度が大きいのです。

タバコに百害あって一利無し

最後に授乳婦がタバコを吸うことによる影響をまとめておきます。

母乳の量が減少し、緑~黒の膿のような母乳が作られる
おっぱいが詰まりやすく乳腺炎のリスクが高まる
ニコチンを含んだ母乳や副流煙の影響で赤ちゃんが神経系の病にかかる
タバコを吸うことで体内のビタミンCが大量に消費されてしまう
母体のビタミンCが欠乏し最悪の場合壊血病を患う
全身へ栄養分が送られなくなり肌荒れ・ニキビ・抜け毛・白髪などの症状が出やすくなる

「禁煙は妊娠中だけでいいんでしょ??」という質問を意外に多くの方から頂いたので今回の記事を執筆いたしました。母体と赤ちゃんに与える影響を客観的に判断し参考にしてみてください。

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2015年12月14日 産後・授乳中の喫煙は母乳の質を低下させビタミンCの欠乏を招く はコメントを受け付けていません。 母乳育児と病気